令和4年度 保護者研修会を開催しました。

 令和4年8月25日(木)に鹿屋市文化会館及びライブ配信による、保護者研修会を開催しました。
テーマは「不登校」で、公認心理師で鹿児島県スクールカウンセラーの平岡大介 氏を講師に演題「不登校~ピンチはチャンス!」として講演を行いました。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、運営側にも欠席者が相次ぎましたが、なんとか開催することができました。
 いつものライブ配信はWi-Fi回線での配信を行っていますが、今回は有線LANでの安定した配信で、通信が途切れる心配がなかったので大変ありがたい環境でした。
 今回は、会場のミキサーから音声を直接カメラに送り、カメラから映像と音声をパソコンにつないで、配信ソフトからYouTubeLiveに送る方法でライブ配信を行いました。オンライン配信はプロではなく事務局や役員で行っているため、トラブル対応にはいつもすごく焦ります。今回は初めての会場であったため、音量調節に手間取りましたが、文化会館スタッフさんのおかげで無事調節できました。

 講演では、元教員で現在は教育相談室で相談員もされている平岡氏が、不登校になる兆候や、不登校が悪いことではなく不登校になった理由に目を向け改善しなければならないこと、子どもは自ら不登校という選択をして自分を守ることができたこと、そして不登校の子どもに対し支援の糸をつなぎ決して切らないことなどを、実体験をもとにお話しされました。
 実際に相談に来たお母さんの話などでは涙する参加者も見られ、大変心に響くお話でした。
 最後に、不登校の子どもに向き合う時の心得として「聴す」(ゆるす)という言葉を伝えられました。比べるのではなく問い詰めるのでもなく、「あなたが大事」という心で子どもの話を共感しながら聞くことで、子どもが素直に話してくれるようになる。
 また、子どもを「信じて 期待して 寄り添って待つ」ことを親が楽しみましょうということを話されました。
 参加者からは、「がんばれ」ではなく「がんばったね」と言えるようになりたい、自分は聴せていなかった、これから子どもの心に寄り添うようにしたい、子どもに色々と期待してしまうけれど学校に行けていることだけでもまず認めてあげたい、等沢山の反響がありました。

★ 相談等に関しては、ホームページ内に「各種相談窓口」を設置していますので、ご利用ください。