第68回日本PTA九州ブロック研究大会 佐賀大会に参加しました。
令和5年10月28日(土)・10月29日(日)の2日間にわたり、九州ブロック研究大会が佐賀県内の各会場(5市7会場)にて開催されました。
初日は「そもそもPTAとは」と銘打たれた特別分科会に出席し、PTAの存在意義を見つめ直すという内容でした。はじめに、現在は落語ができる宮司で元役場職員(生涯学習に携わる)という経歴の矢野(やの)大和(たいわ)氏を講師として基調講演(演題「家庭のWA・学校のWA・地域のWA」)があり、創造(想像)力が経験値になるということや相手に対してはまず肯定から入って自分の意見を話し始めること、また、新しいことを生み出すときの自分にとってのエネルギーは何かということなどを語られました。
その後、講師に2名のパネリスト(𠮷(よし)冨敦思(とみあつし)氏/パトランSAGA代表・池田(いけだ)清(しん)哉(や)氏/多良岳を愛する会会長)が加わり、牛丸(うしまる)和人(かずと)氏/西九州大学短期大学部教授がコーディネーターを務めシンポジウムが開催されました。
①これからの時代のニーズに応えるPTAの姿(あり方)と②PTA本来の姿を取り戻すための私たちの取り組みが討議され、これからのPTAは地域といかに関わっていくか地域力を上手に活かせているかなど、4名の方々のふだんの活動内容と取り組む中での考え方や得られた経験から意見が交わされました。会場では「PTL(Local)A」と表現されましたが、鹿児島で言う「PTC(Community)A」に当たる内容で、コミュニティ・スクールの運営や地域学校協働活動のあり方を考えるとともに、私たち保護者世代が地域の中にどのように協力し関わっていくのかということを考えさせられました。
2日目の全体会は、株式会社タニタ代表取締役社長谷田(たにだ)千里(せんり)氏が登壇し、どのような姿勢と考え方を展開したことにより会社が変貌を遂げてきたのか、PTAを含む各組織内で共有できるタニタの考え方について記念公演がありました。エンディングでは佐賀と言えば!の「はなわ氏」が登場し子育ての話を交えながらのスペシャルLIVEがありました。(奥さんの実話を元にした曲で会場は大号泣者が続出)
研修会・講演会は参加することが面倒に思われがちですが、それでも参加すればそこには学びと得るものがあり自身の考え方をアップデートできると再認識しました。