「PTAフェスティバルinかのや 2025」を開催しました。
令和7年11月2日(日)、秋晴れの空の下、「PTAフェスティバルinかのや2025」がリナシティかのや周辺で開催されました。今年は「鹿屋市秋祭り」や「りなぱ」とのコラボ開催。会場には2万5千人を超える来場者が訪れ、PTAフェスティバルも大いに賑わいました。
前日の準備には「協力できる方はお願いします。」という声掛けだったにも関わらず、多くの方々が協力してくださいました。これまでにない規模のテント設営に備品の搬入など大変な作業でしたが、力を合わせてすべての準備が整い、晴れやかなスタートを迎えることができました。
イベントの幕開けを飾ったのは、鹿屋中央高等学校吹奏楽部による華やかな演奏。会長のあいさつを挟み、再び登場した吹奏楽部が力強い音色で会場を包み込みました。
その後もステージでは、さまざまな団体が多彩なパフォーマンスを披露しました。Hulaスタジオ*Lopiさんのフラダンス、研修部による読み聞かせ、鹿屋小学校・寿小学校の金管バンド演奏、カンパチロウとのダンスやゲーム、鹿屋東中学校教諭の迫田真さんと生徒のゆーさんによる弾き語り、大姶良中学校ジャズバンド部によるエンディング演奏など、子どもから大人まで幅広い世代がステージを盛り上げ、それぞれの出演者が個性を発揮し、観客の笑顔と拍手が絶えない温かく活気あるステージとなりました。
高校PRブースでは、各校が個性豊かな展示や販売、体験企画を展開。串良商業高等学校はドレッシングや焼き菓子、豚みそなどの開発商品を販売。鹿屋中央高等学校ではクッキーデコレーション体験や調理クラブによる唐揚げ・クロッフル・焼ラーメンが大人気。鹿屋農業高等学校はサトイモや銀杏などの農産物を販売し、鹿屋高等学校は制服展示や学校紹介を通じて来場者との交流を深めました。鹿屋女子高等学校はダンス、軽音楽、書道などの部活動を紹介。高校生・職員・保護者が一丸となって学校の魅力を発信する姿が印象的でした。
小・中学校PTAによる販売ブースも大盛況。焼き芋、豚汁、もも焼き、新米、もち米、フライドポテト、フランクフルト、揚げマカロニ、うどんなど、秋の味覚と屋台の楽しさが詰まったメニューが並びました。ドローン体験も大人気。各PTAの工夫が来場者の笑顔を引き出していました。
研修部による「学び」のブースも充実。ボッチャ体験には小さなお子さんから高校生、大人まで幅広い世代が参加し、歓声と笑顔が絶えない時間となりました。読み聞かせブースやブックリサイクルにも多くの方が訪れ、研修部のお父さん・お母さんによる読み聞かせが温かな空間をつくり出しました。ステージでの読み聞かせも楽しく、観客との一体感が生まれる場面となりました。
秋祭りとのコラボを盛り上げるため、スタッフは色々な紛争で参加し、会長は“鬼太郎”、実行委員長は“ねずみ男”、副実行委員長は“砂かけ婆”、事務局は“狐巫女”に変身。妖怪や神話のキャラクターがそろい踏みとなり、秋祭りと同時開催の「りなぱ」が実施した百鬼夜行パレードにも協力し、お隣の秋祭り会場を盛り上げました。
全体を通して、笑顔あふれる一日となりましたが、スタッフが秋祭り会場に出向き何度も呼び込みをしても、高校ブースまでの人の流れを変えることが難しかったことや、スタッフ駐車場の誘導、他団体との搬入車両の誘導調整、当日の運営スタッフの確保など、運営面では課題も多くありました。
しかし、人の流れが少なかった高校ブースでは、鹿屋中央高等学校調理クラブの生徒さんたちが秋祭りの方まで販売にでかけてくださったり、他の高等学校も生徒の皆さんや保護者・先生が笑顔で販売やPRを続け、困難な中でも最善を尽くす姿に、子どもたちが地域で立派に育っていることを実感して感動し、それぞれの学校でのご指導の素晴らしさやPTAの皆さんの力をあらためて知ることにもなりました。
この事業を通して各PTAの情報交換も積極的に行われ、事業目的である「つながり」の促進につながったことを実感しています。今後も各PTAの声に耳を傾けながら、より良い市P連運営を目指してまいります。
