令和4年度 特別支援教育関係研修会を開催しました

 令和4年度 特別支援教育関係研修会は配信での開催となっていますが、録画のための講演会を役員及び担当運営委員が参加し、12月10日(土)にリナシティかのや情報研修室で開催しました。

 まずは、いつものように準備から。

 ライブ配信と設備的には同じです。今回は初めての会場で、初めての機材、そして感染拡大によりスタッフが不足するという厳しい状況の中、スイッチャーから音が取れなかったり、ビデオカメラが動かないなどトラブルも続出しました。
 焦りながらも、色々な方法でなんとか講演を開始することができましたが、配信用の動画は会場の音声がそのまま入り、予定外にライブ感あるものになっています。
 また、新型コロナウイルス感染拡大が始まってから、このような配信等の高度な運営の全てを素人であるPTA役員が、ほぼボランティアで担っており、機材も役員個人が提供している状況です。その大変さからも、今後の運営のあり方を考えなくてはならないという声もあがりました。

 本研修会の講師は、鹿児島県立開陽高等学校通信制の吉武 資英 教諭で、「希望するすべての人に高校教育を保障する」~通信制高校から、不登校、特別支援教育を考える~と題して、講演していただきました。

 通信制の教諭としての様々な経験をもとに、通信教育の詳細や、不登校について、そして高校での特別支援教育の概要などを、面白くわかりやすくお話しくださり、保護者の心に大きく響き、終了後は質疑応答がやまず、予定時間をだいぶ超過して盛り上がりました。
 参加者からは、「もっと大きな会場で、多くの人に届けたい話だった。」「これまで通信教育に感じていたことが誤解であるとわかり、進学のお守りとして理解しておきたい話だった。」「赤ちゃんを抱いて授業を受けている人や、友達を作る話などとても心に響き、なくてはならない制度だなと感じた。」などの声があり、大変充実した講演会になりました。

 録画した動画は現在編集を行っており、整い次第会員に届ける予定です。